バングラデシュのリゾート地、コックスバザールってどんなところ?
ロヒンギャ難民について長めに語っています。
コックスバザールへの行き方をチェックしたい方は、
目次より「首都ダッカからコックスバザールへの行き方」へ飛んでください 🙂
こんにちは、
Michi(@michiko_photography)です。
バングラデシュ滞在中、
「観光で来た」と言うと
バングラデシュ人にほぼ100%言われる、
「とりあえずコックスバザール
(Cox's Bazar )
に行ってこい。」
首都ダッカから400Kmほど
南下した場所にある、
バングラデシュ随一のリゾート地です。
予定を特に決めていなかったので、
バングラデシュ人推しのコックスバザールに
行ってみることにしました。
今回は、
そんなコックスバザール旅
- コックスバザールってどんなところ?
- 首都ダッカからの行き方
- 治安
- 注意点
など旅情報まとめVol.1です。
コックスバザールの場所
どこまでも続く、世界最長の天然ビーチ
イスラム国家なので、
女性は水着着用不可です。
みんな服を着たまま、
パラソルでゆっくりしています。
干物が有名なので、
ビーチ付近にはたくさんの干物屋店が
立ち並んでいます。
バカンスを楽しむバングラデシュ人が
おみやげに干物を買ったり、
ウィンドウショッピングをして楽しんでます。
大振りで美味しそうな
コックスバザールの干物。
レストランに行くと、
干物以外のシーフード料理も
多く楽しめます。
そんなバングラデシュ人自慢のリゾート地、
コックスバザールですが、
現在はリゾート地としてよりも、
のある町
として知られています。
ロヒンギャ難民問題について
先日のBBCニュースを見てショックでした。
ロヒンギャ難民の大多数が暮らす
ロヒンギャ難民キャンプで
コロナウィルス感染者が出たというニュース。
コックスバザールを訪れた際、
どこまでも長く続くビーチと人懐っこい
バングラデシュの人たちに癒されました。
自分たちも経済的に
苦しい状況の中で、
ロヒンギャ難民の
ホストファミリーとなって、
家に迎え入れている人たちもいます。
ロヒンギャ難民問題をとてもシンプルに説明すると、
国教が仏教のミャンマーで、
少数派であるイスラム教徒のロヒンギャ族が、
ひどい差別と迫害を受け、
イスラム教徒が多い隣国
バングラデシュに逃げ、
難民として暮らしている。
という国際問題です。
そして
その難民キャンプは、
世界最大規模
と言われています。
ロヒンギャ難民問題の原因や彼らの生活、必要な支援について詳しく解説します。…
仏教徒が、
暴力的に異教徒を排除している
という話を聞いた時、
(正解な言い方かわかりませんが)
意外でショックでした。
割と仏教と近い距離で育ったので、
私としては仏教=自分と向き合う内なるもの。
神様とか、良いとか悪いじゃない。
だと思っていました。
初めてそういった話を
聞いたのはネパールにいた時。
国民幸福度世界No.1といわれるブータン。
ここでも少数派であるヒンドゥー教徒の民族が
仏教徒から迫害を受け、
同じようにヒンドゥー教徒が多い
隣国ネパールに逃げて難民となっている
という事件。
薄い記憶で思い出してみると、
日本も戦国時代などは、
住職が権力を握り、
戦争に深く関わっていたような。
異教徒の排除と勢力争い。意図は違えど
元々そこに住む人たちから暴力的に土地を
奪うのは同じ事です。
なんとかバランスを
取れないものなのかと勝手に考えてしまいます。
優しくて茶目っ気たっぷりの
バングラデシュの人々と、
難民キャンプに暮らす人々が本当に心配です。
コックスバザールの治安
ロヒンギャ難民キャンプが近い
コックスバザールには、
国連施設なども多く、
各種申請の為国連の前で
並んでいる人を見かける以外は、
本当にそんな事が近所で起こっているのかと
疑いたくなるほど平和です。
とってもチャーミングな干物店のママ。
バングラデシュ人は本当に美人ぞろい。
バングラデシュ随一の観光地ですが、
外国人観光客は
かなりまばらというよりほぼいません。
コックスバザールから、
首都ダッカまで帰りは国内線飛行機を
使ったのですが、空港で、
「きみたちはどこの支援団体?」
と当たり前に支援団体の職員だと思われます。
ただ地元の人々が、
みんなとってもピュアでかわいい!
これはバングラデシュ全体で言える事ですが、
本当にみんなかわいいです。
そんなコックスバザール1週間の旅、
私たちが使ったルート、
行き方をご紹介します。
首都ダッカからコックスバザールまでの行き方
日本から遊びに来た友だちが先に
首都ダッカに着いていたので合流。
数日ダッカで過ごしたあと、
時間に余裕があったので私たちは、
【Chattogram(チッタゴン)】
という町を経由する事にしました。
ダッカからChattogramまでは電車。
Chhattogram(チッタゴン)からはバス。
の移動でコックスバザールへ向かいました。
【移動時のポイント】
- まずは何よりも大事!
オフラインマップMapsmeをダウンロードして、
バングラデシュの地図をゲットしよう。 - 海外での電車旅に慣れている人も、
バングラデシュの乗車率はネクストレベルなので、
空調席の切符を買おう。 バスは予定通りにつかない事を
前提に出発する時間を決めよう。- 国内線空港券はネットだとトラブルが多いので、
空港であらかじめ買っておこう。
第1関門:ダッカからチッタゴンまでの電車。切符買うまで数時間かかる。
電車の切符は満席になる事があるので、
事前に買う必要があります。
ダッカでチッタゴンまでの切符が買える駅
Kamalapur Railway Station
泊まっていたホテルから、
徒歩30分ほどだったので歩いて向かいました。
Kamalapur Railway Stationの場所
駅までの道中にいろんな出会いもあり、
とっても楽しかったんですが、
いざ駅に着いてみると、
まさかの長蛇の列。
夏の連休シーズンに被ってしまいました。
しかもどこで買えばいいのか。
人に聞いても人によって言う事が違います。
困っていたら英語を
話せるバングラデシュ人が助けてくれ、
無事長蛇の列に並び直す事ができました。
最初13番と言われ、
その後8番と言われて、
最終的に確か4番か5番でしたが、
おそらくコロコロ変わります。
その後も、女性専用レーンがあったり、
なかったり、進んだり、動かなかったり、
なかなかのカオスです。
でもそこはまた旅の醍醐味。
友達も一緒だったので、
おしゃべりしながら数時間待ちました。
エアコンなし席で気持ちいい風を
浴びながら電車旅を楽しもうと
最初話していましたが、
ダッカでこの光景を見た後は、
「これはぜひともちょっと
奮発して空調席に乗ろう!」
と2人で決めました。
なんとか翌日出発の電車の切符購入。
ダッカからチッタゴンまでは
2時間半の電車旅。
すれ違う電車からみんな挨拶してくれて
かわいい。
翌日昼ごろに無事、目的地の駅、
Chattogram Railway Station
に到着。
第2関門:チッタゴンからコックスバザールまでバス移動。橋が壊れて数時間の足止め。
数日間チッタゴンで過ごした後、
バス停に向かい、そこから
コックスバザールまでのバスに乗りました。
コックスバザールまで行くバス会社が
集まっている場所(バス停もここ)、
Soudiaバスセンター
へ向かい、バスのチケットを購入します。
Soudia Bus Counter GECの場所
上のバス会社を含め、
各バス会社は色んな場所に
窓口を持っているので、
Googleマップで検索しても、
うまく見つからない可能性があります。
見つからない場合は、
バス会社が集まっている通りの前に
あるこちらのホテルを目指して
行ってみてください。
通りを挟んで向かいにあるホテル、
Hotel Royal Avenueの場所
選び放題状態です。
数時間後に出発するバスのチケットが
すんなり買え、バスに乗り込んでみると
すごくゴージャスな車内。
VIPバスにして正解だったね〜〜なんて
言いながら、バスの運転手さんと
雑談していると、
フロントガラスが壊れてる事に気づく。
大丈夫?
出発すると、案の定飛ばす飛ばす。
何度か
「あ!ぶつかる!」
という瞬間があり、
本当にバイクと接触したり。
(幸い擦った程度でした。)
「こうでもしないと間に合わないんだよ」
と説明する添乗員。そうなのか。
ものすごい勢いでバスを飛ばす事数時間。
突然バスが全く動かなくなりました。
しばらくすると、
冷静さを失って怒り出す添乗員。
どうしたのか聞いてみると、
数時間足止めになるとの事。
あちゃー。
数時間後無事に橋の修繕が完了し、
コックスバザールには4時間ほど遅れて到着。
一悶着もふた悶着もありながら、
なんとか無事コックスバザールに
着いた頃にはすっかり真っ暗になってました。
帰りは国内線飛行機で、
ダッカまで帰ろうとしたら
航空券が全然買えない!
事件については次の記事へ!
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