ラダック | Likir(リキル・リカー)旅行記。絶景と修道院での出会い

 

レーからバスですぐ行ける♫ Likir(リキル|リカー)2泊3日の旅


こんにちは、

Michi(@michiko_photography)です。

 

大好きが止まらない、
インド・ラダック(ラダーク)。

1ヶ月ほどの滞在期間中、
リモートワークの傍らラダック内を旅しました。

 

ラダック滞在中に訪れた場所

Markha Vally/マルカバレー(トレッキング)

Pangong(バンゴン湖)とその周辺

Dah Hanu(ダー ハヌー)

Likir(リキル/リカー)

Leh(レー)でノマドワーク 

 

今回はラダックのLikir(リキル)という場所、

  • ラダック観光どこ行こうとお考えの方
  • レーからリキルまでの行き方
  • Likir(リキル)で見た絶景
  •  リキルで出会った90歳僧侶の話

などなど。
Likir(リキル)2泊3日のプチ旅行記を
撮りためた写真と共にご紹介します。

 

 

ところでこのLikirという場所、
日本語で調べると、
リカーだったり、
リキルだったり、
リキールだったり、
カタカタ表示がバラバラで
あまり情報がありませんが、
Leh(レー)から行きやすい場所なので、
おすすめです:)

 

 

リカー/リキルの場所

Likir(リキル)ってどこにあるの?ラダックからのバスで行く方法。

 

いつもランチで行っていた
カフェ(Bohdy Green)で出会った友達に、

「Likir(リキル)に小旅行に行くけど、来る?」

と誘ってもらい、
「もちろん行く、行く!」となりました。

私は前日、終日仕事をする予定だったので、
先に出発した彼らを追いかけ、
翌日1人ローカルバスでLikirに向かいました。

 

Likir(リキル)は、
ラダックで一番大きな都市、
Leh(レー)から車で71km程

 

車をチャーターして行く事もできますが、
私はローカルバスで。

 

地元の友達に
ローカルバスの出発時間を調べてもらい、
徒歩でバス停まで向かいます。

Leh(レー)の街、
入り口の門を抜けてすぐのところに
結構大きめのバス停があります。

 

出発地、Leh(レー)バス停の場所

・Old Bus stand
・New Bus stand
2つのバス停がありますが、
大抵のバスは、
New Bus standからの出発になります。

 

Leh(レー)から周辺地域へ戻る
ラダーキーたちでいっぱいのバス停。

椅子を確保するために
1時間ほど早めに着いていたので、
無事席をゲット。

出発です。
ちなみにバスの事前予約は出来ません

 

道なりにもたくさんの絶景が待っています。

 

 

 

3時間ほどのバスに揺られ、
無事Likir(リキル)に到着。

到着時間を伝えていたので、
友達2人がバス停の前で待っていてくれました。

 

 

 

2日間泊まったホームステイ先|オールドリカーゲストハウス

 

大きな修道院が
有名なLikir(リキル/リカー)。

修道院の周りには
小さなレストランや、宿、民家が点在しています。

 

 

 

まずは2日間お世話になるホームステイ先、

Old Likir Guest House(オールドリキルゲストハウス)
Old Likir Traditional Farm stay(オールドリキルトラディショナルファームステイ)

に荷物を置かせてもらいます。

*こちらの宿、
調べる地図(グーグルマップとマップスミー)によって、
名称が違いますが、どちらも同じ宿です。

 

 

ホームステイ先の
玄関からの景色がまた素晴らしい。

 

 

かわいい宿に、
可愛いママと息子ちゃん。

 

 

初日は着いたのが
夕方前だった事もあり、
周辺を少しだけお散歩して
ホームステイ先でゆっくりしました。

 

 

絶景にテンションが上がる友達。

 

 

家で宿題をしていた
息子ちゃんの友達に将来の夢を聞いてみました。

 

 

インド軍に入隊して、
ラダックを人々を守りたい。

と答えてくれた彼。

 

隣国パキスタンとの緊張状態、
そしてラダックの経済状況も
身近に感じているからなのだと思います。

 

ラダックでは家庭の経済的理由で、
小さいうちから出家し、
修道院に入る子供たちもたくさんいます。
もちろん強制ではなく、
自由に俗世に戻る事ができます。

 

そういえばラダックでは、
割とイケイケ、パーティー大好きな20代の男の子も
かつて出家していたという人によく会った。

 

オールドリキルゲストハウスの場所

 

 

 

絶景ポイント|Likir(リキル・リカー)の星空と夜明け

 

友達2人は男性だったので、
気を利かせて1人部屋を用意してくれました。

1人ではもったいないくらいの
広くて綺麗なお部屋。

フカフカのベッドで
夜ぼーっとしていると、
窓から見える満点の星空。

 

 

 

キャンドルの光も
優しく心地いい。

 

 

 

朝早く起きて、
庭から景色を観た時の絶景。
こんな景色が広がる場所で
暮らすってすごい。

 

 

 

 

 

2日目|周辺探索(Likir Gompa リキルゴンパ/リキル修道院)

 

2日目は修道院を中心に
Likirの街をのんびり散策です。

修道院の窓から見える景色や、
修道院の中にある
素晴らしい壁画を見て回ります。

 

 

 

 

 

 

 

修道院の中は、
自由に使っていい場所も多いので、
友達としばらく瞑想して
この場所にいる事を堪能します。

 

 

僧侶たちとの出会い

 

友達2人がカフェで
のんびりするという事だったので、
1人修道院の中を
もう少し探索する事にしました。

 

歩いていると、
英語が話せる僧侶が話しかけてくれました。

雑談していると、
ゆっくりとした足並みでやって来た
おじいちゃん僧侶たち。

 

 

ぜひ話を聞いてみたかったので、
さきほどの僧侶に通訳をお願いしました。

 

ーーーーーーーーー

 

「自分が若い頃は、
ラダックとチベットはとても交流が深く、
お互いにいつも行き来していたんだ

お互いの場所で取れる特産物や手作りの品など、
物々交換もよくしていた。
商人たち同士、貿易も盛んだった。仏教の話をしたり、
友達も多かったから、よく遊びに行っていたよ。

チベットが中国に制圧された今では、
自由に交流する事が出来なくなって、
交流も途絶えてしまった。

95歳のおじいさんになった今の唯一の望みは、
もう一度チベットに行って友達に会う事。
暮らしは大丈夫なのか、この目で確かめたい。

 

ーーーーーーーーー

 

と話してくれたおじいじゃん僧侶。

生き証人の話を聞く事ができるのは、
本当に素晴らしい経験でした。

 

快く写真を撮らせてくれた、
人生の先輩。

 

そして、通訳をしてくれた僧侶から、

「今からご飯だけど、一緒に食べる?」

とお誘いをもらい、
いいの!?食べる食べる!ということで、
修行僧たちが食べる昼食を御馳走になる事に。

 

修道院の中にある、
リビングとキッチンが1つになっている場所で、
ランチをいただきました。

遊びに来ていた近所のおじさんも
バターティーを振る舞ってくれます。

 

「昔はここを訪れる日本人もよくいたけど、
最近はあまり見ないな〜。
実はラダック仏教を教える為に、
何度か日本に行った事もあるんだよ。」

と話してくれた僧侶。
優しさが染み入ります。

 

 

 

チベット仏教|ラダック仏教とは何か

 

ところで、日本でもなんとなく耳にする、
『チベット仏教』ってどういう仏教なのか

私が実際に目にしたものと、
本を読んで勉強したものから、
少しお話してみたいと思います。

 

シンプルに説明すると、

チベット仏教とは、

・インドや中国から伝わった仏教思想。
・この地に古くから伝わる土着信仰*。
・さらに豪族たちとの強い結び付き。
ヒンドゥー教からの影響。

それらが長い時間をかけミックスされ、
独自の発展を遂げた仏教。

 

*土着信仰とは
古来からその土地に根を張って棲みついている神(精霊)のこと。 自然信仰(精霊信仰)の中で生まれた存在であり、特にその土地で強い存在感を示す岩や大木、湖などの自然物に宿る精霊とされることが多い。 こうした信仰は世界各国の原始的宗教にみられ、現在でも主流となる宗教とは別に地域の住民たちによって手厚く祀られていることが多い。

ー ピクシブ百科事典より

 

 

ダライ・ラマの存在や、
中国のチベット侵略問題で、
世界的にチベット仏教として有名ですが、
チベット仏教と言っても
その宗派はかなりの数に及びます。

ラダックを含め、
近隣周辺のエリアを含めるとさらに宗派は増えます。
数百はある気がします。

 

  • 土地土地の風習
  • 最初にその地に仏教を持ち込んだ僧侶の教え
  • その土地を統治していた豪族が、
    どのような形で仏教を取り入れたか
    (どのように政治的に利用したか)

などが複雑に混じり合っているため、
ひとくくりにされるチベット仏教でも
その教えや悟りへの道、価値観はかなり異なります。

 

日本元来の宗教である神道と
仏教がミックスされ、
細かく宗派が分かれる日本の仏教と一緒ですね。

 

 

おすすめ本|この1冊で分かる多様なほとけの世界「ブッタをたずねて」

知ってる様で知らない仏教の歴史。
こちらの本が優しく、
まとまっていて勉強になりました 🙂

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

僧侶たちとの素晴らしい出会いと広がる絶景。
最高の2泊3日Likir(リキル/リカー)プチ旅行でした。

 

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました 🙂

 

 

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